アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会

2018年度

第47回AJG研究会 会員の発表および講演・ワークショップ
「権限なきリーダーシップ」

趣旨説明

 2019年2月24日(日)のアカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会では「権限なきリーダーシップ」(leadership without authority)のご研究と教育実践をされている日向野幹也(ひがのみきなり)先生にお話しいただきます。一般にリーダーシップは「権限や役職」あるいは持って生まれた「カリスマ性」に裏づけられるものと考えられていますが、「権限なきリーダーシップ」とは、自分の身の回りで何か問題が起こったときに、誰かリーダーとされる上位の人の指示を待つだけのものではなく、それを解決するために他者と協力して目標を成し遂げるものだと考えます。これは、権限もカリスマ性もいらないリーダーシップであるため、誰もが訓練により身に付けられるスキルです。これこそが全ての人々が持つべき世界標準のリーダーシップといえるのではないでしょうか。

 現在、高等教育や日本語教育のさまざまな場面において、日本語力や、コミュニケーション力の向上、学習項目の深い理解を目指してグループワークが取り入れられることが一般的になっています。しかし、講義形式からグループに活動を変えれば、それだけで学生の思考がアクティブに変わり、学習効果が上がるというわけではないということをAJG会員の皆様も感じていらっしゃるのではないでしょうか。
 ご講演では、日向野先生が取り組まれている教育実践をご紹介いただき、その後ワークショップ形式により体験的に「リーダーシップ教育」を学びたいと思います。日本語やアカデミック・ジャパニーズにおける教室活動を真にアクティブにするという視点で、教室活動の活性化にとどまらず、教室で得た「権限なきリーダーシップ」の力を社会に出てからどのように生かせるのか、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

第47回研究会世話人(2019年2月)

講師紹介

日向野幹也(ひがの・みきなり)早稲田大学 大学総合研究センター教授
               生徒・学生・社会人のリーダーシップ開発コンサルタント。
                            「日向野幹也の研究室」より

第47回 世話人

石澤徹(東京外国語大学)
伊藤奈津美(早稲田大学)
大島弥生(東京海洋大学)
大野早苗(順天堂大学)
清水まさ子(国際交流基金)
鈴木秀明(目白大学)
高橋薫(早稲田大学)
高橋圭子(フリーランス)
吉田美登利(東京工業大学)

概要

日時 2019年2月24日(日)
午前の部:(受付9:30)10:00~11:30 会員発表
午後の部:13:00~17:00 講演とワークショップ
会場 東京海洋大学 図書館 ラーニングコモンズ
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/riyouannai/slibLC_guide/
会場は図書館のため、飲食禁止(ペットボトルのみ可)となっております。海洋大は入試期間中であるため他教室を使用することができません。昼食はキャンパス(ベンチはありますが時期的に寒いと思われます)か、あるいは、徒歩10分程度かかりますが、品川駅方面にいくつかレストランなどもございます。
定員 午前の部:会員による発表(50名)
午前の部:講演とワークショップ(30名限定)
               「権限なきリーダーシップ」講師:日向野幹也氏(早稲田大学)
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 2018年1月10日(木)~ 1月31日(木)
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
参加費 AJG会員:無料
非会員:1000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。
 非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム(講演・ワークショップ趣旨および会員発表要旨はこちら

9:30受付開始
10:00-11:30会員発表
13:00-16:50講演とワークショップ
「権限なきリーダーシップ」講師:日向野幹也(早稲田大学)
17:00閉会

*スケジュールを変更させていただく場合がございます。ご了承ください。

第46回アカデミックジャパニーズグループ定例研究会(関西)
「日本語教育学研究における質的データ分析法の意義と課題」

趣旨説明

 日本語教育学領域において質的データ分析法への関心は、近年、本格的に高まり、分析法を紹介した書籍の出版もなされるようになりました。一方で、当該データ分析法が、日本語教育研究においてどのような意味をもつのかについては、それほど議論が進んでいません。そこで、第46回研究会では、日本語教育でも多く実施されるようなった質的データ分析法として、TEA、会話分析、ライフストーリー、M-GTAを取り上げます。日本語教育に軸足をもつ研究者が、その質的データ分析法を用いて研究を実施することの意義について、実際に研究を実施した体験談を踏まえて議論します。

第46回 世話人

牛窪隆太(関西学院大学)
小森万里(大阪大学)
寅丸真澄(早稲田大学)
内藤真理子(神田外語大学)
松本明香(東京立正短期大学)
三代純平(武蔵野美術大学)
村上康代(関西大学)
脇田里子(同志社大学)

登壇者

北出慶子氏(立命館大学)・山本真理氏(関西学院大学)・三代純平氏(武蔵野美術大学)・牛窪隆太氏(関西学院大学)

概要

日時 2018年10月27日(土)14:00〜 *詳細は申し込みサイトをご覧ください
会場 関西学院大学大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア大阪) 1004教室
定員 70名
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 2018年9月1日(土)~ 10月20日(土)
参加費 AJG会員:無料
非会員:1000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。
 非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

第45回アカデミックジャパニーズグループ定例研究会
「日本語教育推進基本法で何が変わるのか―あなたの現場とのつながりを考えよう―」

趣旨説明

 2016年11月に、日本語教育推進議員連盟が発足しました。その後、日本語教育推進基本法の成立に向けて、超党派の議員連盟が動いていることは広く知られていますが、この法律の施行によって、日本語教育の現場にどのような影響があるでしょうか。法律が直接、私たちが関わっている現場に変化を起こすものではなかったとしても、学習者の日本での生活や、日本語を学習した後の将来設計に影響があることを考えると、私達と無関係ではなさそうです。
 法律で何が変わるのか、変わらないのか、そもそも、日本語教育推進基本法とは何かということも含めて、日本語教育推進議員連盟への出席や傍聴を行なっている神吉宇一先生にお話をうかがいます。研究会では、「質問作り」という手法を取り入れて私たちが漠然と持っている疑問や不安を掘り下げて、先生に質問をしたり、参加者間で忌憚のない意見交換をしたりする場も設けます。是非ご参加ください。

第45回 世話人

小笠恵美子(昭和音楽大学)
影山陽子(日本女子体育大学)
トンプソン美恵子(早稲田大学)
ボイクマン総子(東京大学)
松本明香(東京立正短期大学)
宮﨑七湖(新潟県立大学)
三代純平(武蔵野美術大学)
山口麻子(テンプル大学ジャパンキャンパス)

講師紹介

神吉宇一氏

武蔵野大学大学院言語文化研究科准教授、公益社団法人日本語教育学会副会長、株式会社ラーンズ事業開発アドバイザー、文化審議会国語分科会日本語教育小委員会委員、文化庁委嘱地域日本語教育アドバイザーほか。主著に『日本語教育 学のデザイン』凡人社(編著)、『外国人労働者受け入れと日本語教育』ひつじ書房(共著)。

概要

日時 2018年6月2日(土)時間は、下記プログラムをご覧ください
会場 早稲田大学22号館 201教室(予定)
定員 80名
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 2018年4月10日(火)~ 5月29日(火)
参加費 AJG会員:無料
非会員:1000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。
 非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム

12:10会員受付開始
12:30-13:00AJG会員総会
13:00-13:15休憩・非会員受付
13:15-17:00講演・ワークショップ