定例研究会のご案内
第64回アカデミック・ジャパニーズ・グループ定例研究会
全体案内 ※今回はオンラインで開催いたします。
第1部 会員発表
第2部 講演・ワークショップ
概要
日時 |
2025年2月22日(土) |
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会場 |
オンライン(Zoom使用) |
定員 |
100名 |
申込期間 |
2025年1月5日(日)~2月14日(金) |
参加費 |
AJG会員:無料 |
*ミーティングのID等は、お申し込みくださった方に2月19日(水)をめどにメールでお知らせいたします。
*非会員の方で、参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。事務手続きの都合上、入会のご連絡を1月中(1月30日まで)にいただけますようお願い申し上げます。
プログラム
12:20~12:50 |
受付 |
12:50~13:00 |
開会挨拶 |
13:00~14:10 |
会員発表(口頭発表) |
14:20~17:00 |
講演・ワークショップ |
17:00~17:10 |
研究会からの連絡等 |
*スケジュールを変更させていただく場合がございます。ご了承ください。
第1部 会員発表(口頭発表)
①「日本語学校等の教員が書くことの指導に感じる難しさ―指導経験年数に着目して―」
鎌田美千子・坪根由香里・副田恵理子(東京大学・大阪観光大学・藤女子大学)
要旨:本研究では、日本語教員の養成・研修における「書くことの指導」について検討するために、日本語学校・専修学校日本語学科の教員がどのような項目に難しさを感じているのかをアンケート調査により探った。書くことの指導経験5年未満、5年以上10年未満、10年以上の3群いずれにおいても(1)複眼的思考、(2)論理的思考、(3)授業外にかかる時間に難しさを感じていた。また、一元配置分散分析では、群間で明確な有意差は認められず、指導経験年数により難しさは変わらないことが示唆された。
②「アカデミック・ライティングにおける日本語学習者の意志的制御方略―学位論文を書いた経験のある学習者への調査をもとに―」
小森 万里(大阪大学)
要旨:本研究では、日本語で学位論文を書いた経験のある日本語非母語話者120名へのアンケート調査の結果をもとに、執筆中の困難を7領域(言語、技能、基礎、専門、情意、援助要請、環境)に分類した上、それぞれの困難への対処について、意志的制御方略の下位カテゴリー(Kuhl 1985, Corno 2001)を参考に分析した。その結果、7領域すべてにおいて「課題状況における他者制御」と「符号化制御」が、6領域で「場面制御」が、5領域で「感情制御」が行われたことがわかった。
第2部 講演・ワークショップ
「日本語教育における生成AIの活用(生成AI実践編)」
趣旨説明
生成AIを利用したことはあるけれど、それを効果的に利用できているか、疑問に思っている教員の方は多いのではないでしょうか。また、授業中に生成 AIを利用している学生が増えてきましたが、積極的に利用を促すことには躊躇されている教員の方も多いのではないでしょうか。今回の定例研究会では、1)生成AIリテラシー、2)生成AIリテラシーに注目した授業のデザイン、3)ライティングにおける生成AIの活用について、レクチャーとそれに関する話し合い、さらに実際に生成AIを使ったワークの機会を設ける予定です。ご興味のある方はPCでご参加ください。この会が、生成AIを学生にどう使用させ、そして教員が授業でどう活用するかのヒントを得る機会となればと思っております。
講師紹介
寺嶋弘道氏(立命館アジア太平洋大学 言語教育センター)
稲田栄一氏(関西学院大学 国際学部)
2023年9月に開催された日本語教育方法研究会の第61回研究会にて、両氏に加えた二名の方とともに発表された「ChatGPTによる作文のフィードバックとその活用の試み」で、優秀賞を受賞。
※上記のご発表の論文とポスターは以下のリンクから見ることができます。
論文リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jlem/30/1/30_68/_pdf/-char/ja
ポスターリンク:https://jlem-sg.org/pdf/202309y.pdf
世話人
安高紀子(明治大学)
大野早苗(順天堂大学)
大島弥生(立命館大学)
小笠恵美子(昭和音楽大学)
木下謙朗(龍谷大学)
内藤真理子(電気通信大学)
山口麻子(テンプル大学ジャパンキャンパス)
申し込みサイト
【2025年1月5日(日)から申し込み可能となります】