アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会

2020年度

第52回アカデミック・ジャパニーズ・グループ定例研究会

全体案内 ※今回はオンラインで開催いたします。

第1部 会員発表
第2部 講演

第1部 会員発表

山口麻子・岡田千帆(テンプル大学ジャパンキャンパス)
完全オンラインでの漢字クラスの理念と実践

影山陽子(昭和音楽大学)・坪根由香里(大阪観光大学)・数野恵理(立教大学)・トンプソン美恵子(山梨学院大学)
プロンプトによるナラティブ作文の評価の違い―タイプの異なる「よいナラティブ」の提示―

菊地 真(カイロ大学)
中東における新教材『日本語学習者のための日本古典入門』を用いた実践報告

鈴木秀明(目白大学)・鈴木美穂(目白大学)・山口惠子(目白大学)
円滑な遠隔授業に向けた教師支援―コーディネータと授業担当講師の視点から―

内藤真理子(電気通信大学)
遠隔授業でのアカデミック・ディベートの実践報告

杉山ますよ(早稲田大学日本語教育研究センター)
「リサーチ活動を中心とした能動的な授業」―対面授業からオンライン授業への取り組みの変化―

第2部 講演「障がい学生への修学支援」


趣旨説明

近年、高等教育機関には障がい学生が増えており、特に、発達障がいや精神障がいの増加は顕著です。また、明確に障がいとわかっていなくても適応が困難な学生・留学生が増加しているという現状があります。2016年には「障害者差別解消法」が施行され、大学のコンプライアンスとして障がいのある学生への対応(合理的配慮)が求められるようになりました。ダイバーシティ社会が謳われる現代社会において、基本的な障がいに関する知識や対応スキルを身につけることは、教育者としても期待される資質となるでしょう。
 そこで、今回の定例研究会では、大阪大学キャンパスライフ健康支援センターの望月直人先生より、基本的な障がい学生支援のあり方や考え方についてご講演いただき、会員の皆様の教育現場での困りごとなどについても情報交換や意見交換の場を設けたいと考えています。
 障がい学生に対する教育的対応は従来から行われていますが、適切な合理的配慮を理解することで、普段からの学生へのサポートのあり方(教育的対応)の理解も更に深まるだろうと望月先生はおっしゃっています。また、時間の許す範囲で、障がい学生支援という文脈のなかでのオンライン授業における留意点などにも触れていただきます。

講師紹介

大阪大学キャンパスライフ健康支援センター准教授 望月直人氏
   (ご専門:臨床発達心理学、発達障害、心理学的介入)

世話人

大島弥生(立命館大学)
大野早苗(順天堂大学)
小笠恵美子(昭和音楽大学)
影山陽子(昭和音楽大学)
木下謙朗(龍谷大学)
小森万里(大阪大学)
内藤真理子(電気通信大学)
茂住和世(東京情報大学)
山口麻子(テンプル大学ジャパンキャンパス)
吉田美登里(東京工業大学)

概要

日時 2021年2月13日(土)13:00~17:00
方法 Web会議システムzoomを使用します。
(ミーティングのID等は、申し込みくださった方に2日前をめどにメールでお知らせいたします)
定員 100名
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 告知開始後~ 2月6日(土)
参加費 AJG会員:無料
※非会員の方の参加は受け付けません

*非会員の方の参加は受け付けませんのでご注意ください
*非会員の方で、参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム

12:45入室開始
13:00~14:50会員発表
15:10~16:45講演、グループディスカッション、全体での共有
16:45~17:00研究会からの連絡等

第51回アカデミックジャパニーズグループ定例研究会
「CLILの理論と実践」

趣旨説明

 現在、教科科目やテーマの内容(content)の学習と外国語(language)の学習を組み合わせた学習であるCLIL(Content and Language Integrated Learning)が注目され、日本語教育においても取り組みが見られます。
今回の研究会では、言語統合型学習の理論と実践について学んでいきます。内容、言語、思考、文化/協学という4つの概念を有機的に結びつけながらどのような授業が可能か、また、どのような足場付けができるか、講義とグループワークを通して、一緒に考えていきましょう。
今回も会員限定でのオンライン研究会を開催します。参加を希望する方は、事前にzoomのアプリをインストールしてご参加ください。後日、ミーティングのID等をご連絡いたします。

講師紹介

奥野由紀子氏(東京都立大学)

世話人

伊藤奈津美(早稲田大学)
牛窪隆太 (東洋大学)
鈴木秀明 (目白大学)
寅丸真澄 (早稲田大学)
トンプソン美恵子(山梨学院大学)
宮崎七湖 (新潟県立大学)
三代純平 (武蔵野美術大学)

概要

日時 2020年10月24日(土)11:00~16:00
方法 Web会議システムzoomを使用します。
(ミーティングのID等は、申し込みくださった方に、事前にメールでお知らせいたします。)
定員 30名
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 告知開始後~ 10月17日(土)
参加費 AJG会員:無料

プログラム

10:50受付開始
11:00~11:10本日の流れおよび趣旨説明
11:10~12:15【講演】
「CLILの理論と実践」
奥野由紀子氏(東京都立大学)
12:15~13:00【昼食休憩】
一旦、zoom退出
13:00~14:30【グループワーク】
CLILを参考に、グループでシラバスを作成
14:30~14:40【休憩】
14:40~15:55【全体共有・まとめ】
16:00閉会

アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会 オンライン・ラーニングカフェ
「突然オンライン授業を導入することになり困惑しているアナタのための情報交換会」

趣旨説明

 政府の非常事態宣言に伴い、多くの教育機関が教育のオンライン化を進めています。5月の連休後に対面授業を開始する予定だった教育機関もオンライン化への方向転換を迫られ、本人の意思とは無関係に教育のオンライン化が推し進められようとしています。この非常事態を私たちはどのように乗り切ればいいのでしょうか。今回は、会員限定でWeb会議システムのZoomを利用して、オンラインで研究会を行います。また、Zoomのブレイクアウトルームを活用したグループディスカッションも予定しており、双方向型の研究会にしたいと思っています。お飲み物を片手に気軽にご参加ください。
 参加を希望する方は、事前にZoomのアプリをインストールしてご参加ください。後日、ログインID等をご連絡いたします。

世話人

石澤徹、高橋薫、ボイクマン総子、村上康代、脇田里子

講師紹介

藤本かおる(武蔵野大学)、倉本文子(カイ日本語スクール)、高橋薫、佐藤広子、康潤伊、佐々木さくら、柴田香奈子、下薗勇磨、鈴木道代、高橋博美、寺本羽衣、仲井間静香、福博充(創価大学)

概要

日時 2020年5月30日(土)13:00-15:00
方法 Web会議システムzoomを使用します
(ミーティングのID等は、申し込みくださった方に2日前をめどにメールでお知らせいたします)
定員 100名
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 告知開始以降~5月25日(月)
参加費 AJG会員:無料

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム

12:50受付開始
13:00趣旨説明
13:05【講演】
「講義をオンライン化するときに大切なこと」
藤本かおる(武蔵野大学)
👉個別のツールの使い方ではなく、講義をオンライン化するにあたって、何を学ばせたいのかを意識し、そのためには学習の場をどのようにデザインすべきかについてみなさんと考えていきます。
13:40【話題提供】
「わたしたちはこうやって完全オンライン授業に踏み切った」
倉本文子(カイ日本語スクール)
👉本校では、東日本大震災の後、日本語教育のICT化を進め、一人一台のiPadを用いた授業を行ってきました。コロナウィルスの広がりを受けて帰国、もしくは来日を延期する学生が増える中、4月から全面オンライン授業に踏み切りました。今回はその試行錯誤のプロセスと実施内容についてお話しします。
14:05【話題提供】
「オンライン講義でアクティブラーニングは可能か?―「学術文章作法Ⅰ」における実践―」
高橋薫、佐藤広子、康潤伊、佐々木さくら、柴田香奈子、下薗勇磨、鈴木道代、高橋博美、寺本羽衣、仲井間静香、福博充(創価大学)
👉本学の初年次教育科目である「学術文章作法Ⅰ」は、20名程度の少人数クラスで、学習者同士の対話を通したアクティブラーニングで授業を行っています。4月から全面オンライン講義を開始しましたが、オンライン講義でアクティブラーニングは可能なのでしょうか?オンライン講義で学びを深めるためのシカケについて考えます。
14:35全体質疑
15:00閉会