アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会

2019年度

第50回アカデミック・ジャパニーズ・グループ定例研究会

全体案内

今回の定例会は、例年2月大会で行っている会員発表と、講演・バズセッションに加えて15周年記念(例会50回記念)講演の3部構成です。

第1部会員発表
第2部15周年記念講演 「これからのアカデミック・ジャパニーズ」
講師 門倉正美 (横浜国立大学名誉教授)
第3部講演・バズセッション 「留学生と外国人の労働問題について考える
               ―私たち日本語教師にできること―」
講師 渡辺寛人(雑誌『POSSE』編集長)

趣旨説明

会員発表 (発表者、発表タイトル)

毎年2月例会は会員の発表を行っております。会員の皆様が相互に研究に関して意見を言い合い、情報交換をする場にすることが会員発表の趣旨です。今年は7グループの発表があります。

ターインタ プーワット(大阪大学・学生)
 「評価」「今後の課題」部分におけるモダリティの使用について-日本学に関する学術論文を対象に-

菊地真(カイロ大学)
 中国における日本古典教育

結城佐織(アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター)
 上級日本語教育機関における議論クラスの実践報告

千速友裕(東京海洋大学・学生)・大島弥生(東京海洋大学)
 男子大学生の「先輩後輩」場面ロールプレイにあらわれた待遇コミュニケーション意識

吉川達(佐賀大学)
 「アカデミック・ジャパニーズ」の授業において50名の学生に多読を実践することは可能か?

山口惠子(桜美林大学)・鈴木秀明(目白大学)
 上級学習者の要約文に見られる問題点

阿部祐子(国際教養大学)
 多言語化プロジェクトによる学生の学び

15周年記念講演 「これからのアカデミック・ジャパニーズ」

アカデミック・ジャパニーズ・グループ研究会は発足から15年を迎え、今回の研究会は50回目に当たります。そこで、会設立に多大なご尽力をされ、今年日本語教育学会から功労賞を受賞された門倉正美先生をお迎えして、アカデミック・ジャパニーズの変容と今後に向けた展望をお話しいただきます。

講演・バズセッション 「留学生と外国人の労働問題について考える
               ―私たち日本語教師にできること―」

入管法の改正で外国人材の受け入れが拡大すると言われていますが、一部の技能実習やアルバイトなどの現場で過酷な労働を強いられる外国人がいることも知られています。日本人に比べて周囲のネットワークや言語のハンディにより不利な状況に追い込まれる可能性の高い外国人に対して、どのような形でサポートができるのか、考えたいと思います。今回の定例研究会では、主に日本語講師など、外国人サポートに携わる方を対象に、『POSSE』 編集長の渡辺寛人氏に労働問題や労働法の知識についてお話をしていただき、日本語を学ぶ学生、日本で生活する外国の人たちにどのようなことが伝えられるか、情報交換をしながら考える機会を設けます。

講師

渡辺 寛人氏(雑誌『POSSE』編集長)

世話人

大島弥生、大野早苗、小笠恵美子、影山陽子、高橋薫、高橋圭子、寅丸真澄、トンプソン美恵子、
松本明香、山口麻子、吉田美登利

概要

日時 2020年2月8日(土)10:00~17:00
会場 東京海洋大学 品川キャンパス 楽水会館
定員 先着80名
申込期間 12月15日~ 1月31日(土)
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
参加費 AJG会員:無料
非会員:1,000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム(予定)

9:30~受付開始
10:00開会
10:00-11:30◆会員による発表
11:30-12:30◆15周年記念講演
12:30-14:00昼休み
14:00-17:00◆講演・バズセッション
「留学生と外国人の労働問題について考える―私たち日本語教師にできること―」
17:00閉会

第49回アカデミックジャパニーズグループ定例研究会
「アカデミック・ライティングにおけるコーパスの活用」

趣旨説明

授業や研究にコーパスを活用したいけど何をどう使ったらいいのかわからない、もしくは自己流で使っているけどもっと有効な活用方法があるのではないだろうかと思っていらっしゃる方は少なくないのではないでしょうか。今回のAJG定例研究会では、授業、そして研究にコーパスはどう活かせるのかについて、講師のお二人にまず総論、次に具体的な活用方法についてお話しいただきます。また、全体での質疑応答を行なったあと、希望者を対象に個別相談の時間も設けます。日本語科目を担当されている先生方、そして大学院生の皆様のご参加をお待ちしております。

講師

中俣 尚己氏(京都教育大学)
加藤 恵梨氏(大手前大学)

世話人

伊藤奈津美(早稲田大学)
牛窪隆太(東洋大学)
小森万里(大阪大学)
内藤真理子(神田外語大学)
村上康代(関西大学)
脇田里子(同志社大学)

概要

日時 2019年9月28日(土)13:00~16:30
会場 同志社大学 今出川キャンパス 良心館 RY301
定員 先着80名
申込期間 ~ 9月21日(土)
*定員になり次第、締め切らせていただきます。
参加費 AJG会員:無料
非会員:1,000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム(予定)

12:30~受付開始
13:00開会
講演前半◆アカデミック・ライティングの授業にコーパスを活かす
①授業に「コーパスデータを活かす」とはどういうことか?:コーパスは数えなければ意味がない(中俣氏)
②レポート・論文における意見を述べる表現の使い方:「からいうと」「からいえば」「からいって」を例として(加藤氏)
講演後半◆アカデミック・ライティングの研究にコーパスを活かす
①コーパスを使った研究をどう行うか?:語の分析とテキストの分析(中俣氏)
②接続詞を使いこなすために:「ついては(つきましては)」「そこで」の違いを理解する(加藤氏)
質疑応答
16:30閉会
16:30~17:00個別相談(講師が参加者からの個別相談に応じます)

第48回アカデミックジャパニーズグループ定例研究会
「現場の問題をプログラムの視点で捉え直す‐言語教育プログラム可視化テンプレートを用いて‐」

趣旨説明

教育現場では、教師、学生、職員など多くの人がプログラムに関わっていますが、関係者間の認識のズレ、コミュニケーション不足などにより、様々な問題が生じることがあります。このような場合に問題の所在を特定するには、物事を俯瞰的に見る眼を養うことが必要です。今回の研究会では、「言語教育プログラム可視化テンプレート」を、現状を把握し、問題点とその原因の所在を見つけ出すツールとして用いて、参加者の皆さんの現場の問題をプログラムの視点から見ることを試みます。現在、プログラムの改善の必要性を感じている方や、プログラムを改善する立場にある方のご参加をお待ちしています。

【言語教育プログラム研究会ワークショップ担当】

遠藤藍子(開智国際日本語学校)、大舩ちさと(国際交流基金)、大河原尚(大東文化大学)、小池亜子(国士舘大学)、菅谷有子(東京大学)、鈴木秀明(目白大学)、田中和美(元国際基督教大学)、徳永あかね(神田外語大学)、中河和子(トヤマ・ヤポニカ)、札野寛子(金沢工業大学)、古川嘉子(国際交流基金)、ボイクマン総子(東京大学)、松尾憲暁(名古屋大学)、松下達彦(東京大学)

第48回 世話人

石澤徹(東京外国語大学)
鈴木秀明(目白大学)
ボイクマン総子(東京大学)
宮崎七湖(新潟県立大学)
三代純平(武蔵野美術大学)
茂住和世(東京情報大学)

概要

日時 2019年6月8日(土)時間は、下記プログラムをご覧ください
会場 東京大学駒場キャンパス KOMCEE EAST 212室
定員 50名 *定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込期間 2019年5月7日(火)~ 6月4日(火)
参加費 AJG会員:無料
非会員:1,000円

*研究会当日の入会は、お受けできなくなりました。非会員の方で、本研究会より会員としての参加を希望される方は、お手数ですが事前にご入会いただきますようお願い申し上げます。

プログラム

12:10会員受付開始
12:30~13:00AJG会員総会
13:00~13:15休憩・非会員受付
13:15~17:15講演・ワークショップ